( ①から読まないと話がつながりませ~ん )
職場の芯・・・どういう事でしょう。 例えば経営の視点や組織の采配を行う「中心」とは、角度が違います。 ここで言う芯とは、こんな感じです。 例えば施設をひとつの円として考えて・・・ 例えば職場をひとつの円として考えて・・・ 毎日、当たり前の様に普通の日常が流れる。 大きなトラブルがなければ、ごく当たり前と思える毎日。 でも、その施設という円の中では、たくさんの人が働いて(動いて)います。 その動きで、当たり前の毎日が成立しています。 この円の、当たり前の毎日を支えているのは、そこで単純作業とも思える仕事をしている職員さんのおかげです。 いわゆる現場ってやつですね。 この円の中心人物が芯です。 当たり前の毎日を維持している「芯」。 ①で話した彼女は僕から言えば、人生の先輩にあたります。 彼女の仕事の仕方は、①でお話したとおり、どちらかと言えば裏方さん。 彼女の凄さは、自己顕示欲が少なく、背中を見られても恥ずかしくない真剣さです。 自分がやっているから、人にもアドバイスできるし、言われた人も納得できる。 そして腰が低い。 ここが肝心。 例えばこんな事がありました。 立ち上げ間もない施設、お客を集めてくる時期ですので、当然苦しい収支運営となります。 僕は、職場を自分達の「お城」と思って欲しかったし、全員の「一体感」を大事にしたかったので、収支状況を全職員に出来る限り開示してきました。 気の良い職員さんは、この自分の城を守り、発展させるために一生懸命になってくれました。 「無駄なものはないか?」「これはもっと安く買える!」「ここに営業に行ってきた」 末端の職員さんまで、本当に安い給与で一生懸命考えてくれました。 ある休み明け、彼女が僕に言います。 「この消耗品は、昨日の新聞広告に298円で入ってました!」 「お一人3個までなので、電話して交渉したら、何とか3カートン売ってくれます!」 僕が感じたのは、少しでもコストを落とそうという思いだけじゃない。 「会社から帰ったら、仕事の事など関係ない」って思う人が多い昨今・・休日に開いた新聞折込みが目にとまった。 なぜだと思います? 頭のどこかで、職場への思いが残っているからなんです。 しかも、電話で交渉?? 良かれと思えば自分を犠牲にできる「証」です。 この彼女をイメージして、皆さんは仕事中の彼女をどんな感じだとイメージします?? 淡々と時間が過ぎればと作業を行うタイプに見えますか? 仕事外がこのレベルなのに・・・仕事中は・・お分かりですね! その通りです。 もし、責任者の僕が「もっと安く手に入る同じ商品を知っていた」としたら?? 間違いなく彼女が探した商品を買います。 収支の改善は、数字で見えるコストだけではありません。 もっともっと大きく大切なのは、職員さん全員の「コスト意識」なのです。 「役に立っている!」とか「何かないか?」という、意欲や熱意なのです。 一番上から始めれば、徐々に徐々に浸透して全員が「意欲」を持った集団になれます。 責任者やリーダーさんの人格に問題がなく、組織が滞りなく機能していれば・・っていう条件つきですが・・・。 そう・・組織や集団をあらゆる面から「滞りなく機能させる」、経営と現場を「歯車でつなぐ」のが、管理職の役目です。 施設(工場でもそう)や職場は、現場と言われる職員さんが主役です。 その円の中には、芯になる人材もいます。 責任者やリーダーは、「のんきでいい・・」って話をよく聞きますが、それは違います。 「現場が回しているから、成り立っているんだ」も違います。 彼らは、現場が回せる環境を提供している。 腹いっぱい頑張れる状態を提供している。 それは、とても重圧のかかる重大な仕事です。 その努力や成果がない管理職が、無駄な人材というだけの話です。 言うなれば・・・。 ごく普通の毎日を提供する現場職員の「芯」 現場が、普通の毎日を提供するために頑張れる環境を維持し、守り、道を切り開く、組織の「芯」 まさに両輪ですね。 <長 恨 歌> 「天にあっては比翼の鳥のように」「地にあっては連理の枝のように」 「比翼の鳥」とは、2羽の体の片方ずつがくっついて、1羽になった鳥である。お互いの気を合わせないと飛ぶこともできない。 「連理の枝」とは、地上から生えた2本の木の枝が、1つにくっついている様子を表す。「比翼の鳥」同様、仲のよい様子の例えに使われる。 古儀
by yasu121928
| 2012-01-30 13:39
| 仕事系カテゴリはこちら!
|
Comments(0)
|
カテゴリ
記事ランキング
最新の記事
最新のコメント
以前の記事
2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 10月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2022年 10月 2022年 07月 2022年 06月 2020年 04月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 06月 2017年 03月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 画像一覧
|
ファン申請 |
||