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安全第一に潜む一抹の怖さ

オウム真理教の元信者、高橋克也が遂に捕まりましたね。
逃走先を地方の田舎にすると逆に目立ちやすい。
田舎によそ者が来るととっても目立ちやすいですもんねぇ。
潜伏するには、都会の雑踏に紛れる・・・それでも捕まっちゃうもんなんですね。
いや~日本の警察はすごいです。

一度居場所を特定されると、街に溢れる防犯カメラなどで、たちまち足取りが浮かび上がってしまう。
一連の報道を見ていて、なんか逆に怖くなってしまいました。
僕も貴方も、掴もうと思えばあんなに簡単に、何月何日にどこを通って何を買って何をしていたかわかってしまうんですもんね。
なんか・・凄い時代になっちゃいました。

まあ、善良な小市民である「僕」からみると、防犯という意味では安全であるわけなのですが・・・・。
安全の代償・・・これも案外大きいんじゃないかって、思ってしまいました。

そういや、昔の仕事で偶然に出くわした出来事なのですが・・・
ホームヘルパーさんがとある高齢者宅へ訪問した時に、その高齢者さんが自宅で亡くなってみえたという事件?がありました。
いわゆる「孤独死」です。

救急車で病院に運ばれたのですが、事件性があるので、もちろん警察の検死があるわけです。
連絡を受けて病院に来られたCMさんに刑事?いや警察官が、この高齢者の詳細な情報を聞こうとしていました。
その時、律儀??なCMさんは、「それは個人情報なので・・・」と口ごもると、警察官は「個人情報も何にもないんじゃ~!!」と怒鳴ってました。

人の死という大きな事態でもあり、CMさん・警察官、どちらが正解かは誰もがお分かりでしょーが・・・・。
僕には、どちらにもちょっと首をかしげてしまう・・そんな出来事でした。

安全とは守るってこと。
「人の権利を守る」「治安を守る」「犯罪から守る」「法律を守る」「身体を守る」
あんまり異常なまでにこれにこだわり過ぎると、犠牲にするものが大きすぎて、ぎこちない暮らしをしなきゃならなくなるなって、僕はそんな気がしています。

せっかく日本という「ほにゃらら」な国に生まれる事ができたというのに・・・。(笑)
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KOGI
by yasu121928 | 2012-06-16 06:50 | 仕事系 | Comments(0)
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