命について考える心

6月7日、同居していた伯母が亡くなりました。


皆さんは「償い」という唄をご存知か?
運転免許の更新の時に、免許センターの映画でこの曲をイメージして作られた映画を観ていたから、僕は昔からよく知っていたが・・・
昔東京で起きた暴力殺人事件の裁判で、裁判長が被告の少年に「償い」という曲を持ち出して、その心に訴えたという出来事で、一躍有名になった唄なのだ。

判決後、閉廷する直前だった。反省の色が見られない被告少年2人に対し、裁判長は「唐突だが、『償い』という歌を聴いたことがあるだろうか」と切り出した。うつむいたままの2人に、「この歌の、せめて歌詞だけでも読めば、なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」と少年の心に訴えた。

それでは歌詞をしっかりと読んでみてください。
初めて聴いた時に、僕は涙が止まらなかった。

 <償い>
 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている


 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
  それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて



僕の伯母は、若い頃から一人身で、世間から見て明らかに自分勝手な生き方をしてきた人だと思う。
亡くなった父、それから母も、それは考えられないくらいの苦労をして彼女と同居してきたはず。
父が亡くなり、息子の僕に代替わり・・・
僕は両親ほどやさしくないし、腹をくくって接するタイプだから、伯母には最初から凛として接してきたつもり。
きついと言えばそうだったかも知れないけど、それが彼女のためだって考えてきた。

そんな伯母もだんだん変わってきて、僕の母に甘え、僕を心底頼りにするようになった。
人間って哀しいね。 だってみんなやさしい。
それが傷つけ合って、かばい合って・・・

100まで生きるんだ!って言っていた彼女。
まだまだ道半ばではあったけど、僕には悔いは一切ない。
出来ること、やれる事はやって来たつもりだもん。

脳梗塞で運ばれた時も、胃ろうを勧めないDrに、延命治療を嫌う僕が、「胃ろうにしてください!」って頼んだ。
生きたいっていう思いがあって、家族に笑えるほどの意識があるんだもん。
Drには、万一の時の人工呼吸器や気管内送管はなし。 本人の回復したいって言う気持ちにかけて、胃ろうはお願いしました。
結果として、意味はなかったけど、僕には悔いはい。
今まで見たことのないほどに、穏やかで上品な顔で眠っていました。072.gif

命とか心とかとっても深いテーマに、この曲は何かを訴え続けていますね。

聴きたい方は ↓ ↓ コチラをアドレスに貼り付けてお聴き下さい。 ではでは。001.gif
http://www.youtube.com/watch?v=Ufql_NXwLXc&feature=related
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by yasu121928 | 2011-06-10 17:24 | Comments(0)
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