高校から二十歳ぐらいまで・・・
一番難しく、そしてこだわって来た曲がこれ・・・。 なんか昨日今日の話題は、閲覧数を意図的に下げてない?とか言われそうですが・・ 僕のブログです。 ![]() 十代でこんなに難しい唄聴くか?? ![]() 年を経るごとに少しずつ理解できてくる。 すなわち飽きないのです。 まずは歌詞を・・・そして僕のわかる範囲で、紐解いてみましょう。 違ってたらゴメンネ!(笑) 歌詞です。 ↓ ↓ 衣笠の古寺の侘助椿(わびすけ)の たおやかに散りぬるも陽に映えて そのひとの前髪僅かにかすめながら 水面へと身を投げる 鏡のまどろみのくだかれて 錦の帯の魚のふためいて 同心円に拡がる紅のまわりで さんざめくわたしの心 春の夢 朧気に咲き 春の夢 密やかに逝く 古都の庭先野辺の送り ふりむけばただ閑かさ 化野(あだしの)の古宮(ふるみや)の嵯峨竹の ふりしきる葉洩れ陽にきらめいて そのひとのこぼした言葉にならない言葉が 音も無く谺(こだま)する 足元に蟠(わだかま)る薄氷(うすらひ)に 靄(もや)めいた白い風立ちこめて 春告鳥の問いかける別離に たじろぐわたしの心 春の夢 朧気に咲き 春の夢 密やかに逝く 古都の庭先野辺の送り ふりむけばただ閑かさ ![]() こんな感じです。 「衣笠の古寺の侘助椿」 というのは、京都の等持院です。 足利尊氏の菩提寺。 いいお寺ですよ。 靴を脱いで畳でゆっくりと・・・そして庭園も歩けます。 ![]() ![]() 立命館大学の隣ですね。 何度も行きました。 そして、池のほとりに佇む古木・・椿です。 樹齢〇百年の侘助椿です。 「そのひとの前髪僅かにかすめながら 水面へと身を投げる」 その葉が彼女の前髪をかすめながら池に落ちていく。 「鏡のまどろみのくだかれて 錦の帯の魚のふためいて 同心円に拡がる紅」 鏡のような池の水面が乱れて、錦の鯉が動いて、水面が同心円に広がっていく。 ![]() ![]() ここまでが等持院の光景描写です。 この曲、厳密に言うと歌詞に少し間違いがあるとかで、あまり唄われる事はないのですが、細かい成否より何を伝えたいのかが、大事だと思うのですが・・・ いろいろ言う人もいるんでしょうね。 ![]() そんな事で、京都へは本当によく行きました。 祇園、円山公園から二年坂・三年坂を通って清水寺へ 金閣・銀閣。 嵯峨野。 六角堂。 素敵なところばかりですね。 ![]() ただ、タクシーの運転手さんが、やたら怖いことと、交通マナーがすこぶる悪い事を除けば・・。 ![]() この「春告鳥」をある方は、こう書いています。 このような深い歌を深く鑑賞することによる喜びを知ってからというものは、懐の深さに感激すら覚え、さらなるファンに堕ちていくのである。 特に、次に紹介する「春告鳥」は、情景描写(心理描写)に秀でた屈指の作品である。この作品は、79年(私が高2のとき)に発売になった名アルバムの中の一曲であり、「風の篝火」と並んで、その詩の深みに感動した作品である。歌と言うよりもむしろ文学というか、もはや芸術に近いのではないかとさえも思う。 へぇ~。同じようにお感じになられる方もいるんだなぁ~って思って。 ![]() ちょっと嬉しかったっす。 ははは・・・意味不明でしょ? それがまた快感なのです! ![]() 古儀泰司
by yasu121928
| 2011-07-31 15:46
| 心を打つ名曲
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