人気ブログランキング | 話題のタグを見る

消極的選択の価値

今日は仕事の話を・・・。

例えば僕らが物を買いにスーパーへ行く。
今日は鍋なので「お豆腐」を買おうと思うとしよう。
欲しいのは人気の「男前豆腐」。(知ってますか??041.gif
でも、そのスーパーにはなかった。

その時、貴方は豆腐を買わずに帰りますか?
今日は鍋・・・ノーマルな豆腐を買って帰りますね。

これを消極的選択と言います。(勝手に付けただけだが・・・)

でもノーマル豆腐がひとつ売れた事にはかわりがない。
ノーマル豆腐メーカーは、うちの商品は「売れる!」「ものがイイからだ!」などと喜ぶかも知れません。042.gif

消極的選択と積極的選択を一緒にしちゃいけない。
天と地ほどの違いがある。
経営サイドがこれを勘違いすると、致命的な判断ミスをする事になる。



例えば僕のデイサービス事業でいうと・・・

供給より需要が多くて満員になる場合もある。
①具体的には、どこも一杯でここが空いていたからここにした。

他には
②どこでもいいけど一日預かってほしいから決めた。

③安いから決めた。

④他より無理が利くから決めた。

⑤特養がいっぱいだから、待つために利用する。

⑥自前のケアマネが薦めて連れて来た。


僕なりに①~⑥への答えを・・・

①近隣に競合施設が増える、この先はどうなるの?

②条件がいいところがあれば、すぐに流れていきます。

③もっと安いところなんて、すぐに出てきます。競走ですから。

④これも同じ。すぐに模倣され、もっと無理してくれる事業所が出てきます。

⑤特養などの終身型施設が充実したらどうなる?

⑥ケアマネがやめたら総崩れ。商売の大原則さえも無視しています。

どうでしょう。
事業は中長期を考えながら進めていくもの。 当たり前ですよね。
上記の答えで唯一例外があります。
④は、競合相手が「わかってても模倣できない」サービスや価値を提供すれば勝ち残れます。

僕は自分の事業でも外部比率にこだわります。
私の法人にも2名のケアマネがいます。
立ち上げ時は、紹介などいろいろ走り回ってもらいました。
これは仕方ない。
理想の追求は、事業が回りはじめてから。

現在、利用者さんに占めるうちのケアマネ比率を40%にする目標をもっています。
なんと60%を外部ケアマネさんの紹介で維持しようという目標です。

もちろん、ケアマネの離職などで深刻な影響を受けないように・・というのもないわけじゃありません。
でも、それより比較にならない位に大きな理由は・・・・

地域に評価され紹介いただける「積極的選択」の中で、運営を続けたいからです。
ここじゃなきゃ!って言われて、選ばれたいっていう目標なのです。

これが事業所の本当の実力です。
明日は紙一重の順調な実績は、事業所の真価を読み違える元にもなります。
消極的選択の価値_a0198819_95015.jpg

「ここにしたい」「ここだからよい」・・理由はわからない、なぜか良い。
僕らには最高のコメントです。

売り上げだけにこだわる、消極的選択の混ざったNO1と
本当の実力、積極的選択100%のONLY ONE

勝敗は始まる前から見えています。

でもでも・・・ONLY ONE の目標は、それはそれは険しい道のり。
スタッフのほとんどが「選ばれし人」じゃないと、そのモチベーションは保ち続けられないでしょう。

だから真似ができない。
だからキラキラ光る価値がある。

「選ばれし人達」が作る「究極のONLY ONE」072.gif
それが僕の夢。
消極的選択の価値_a0198819_9471796.jpg

古儀053.gif
by yasu121928 | 2011-10-30 09:54 | 仕事系カテゴリはこちら! | Comments(0)
<< 覚悟の大改修 心に残る名曲 「彩り」 >>