2013年 10月 26日 ( 1 )

NPO経営って、つまり何なのよ

経営を資金中心で考えた場合・・・・。
その配分先は僕の考えでは、主に3つになる。
これは増収増益により得た資金の配分と考えてほしい。

①顧客に対する還元

②従業員への還元

③法人の基盤強化のための留保資金


非営利活動法人のNPOならどうだろう?
僕が代表として関わるNPOでは、この3つの比率を等しく3分配したいと考えてきた。
このバランスはとても重要だと今でも考えている。

NPOの現状は、営利事業型の収益源を持つ法人以外は、助成金に頼るか職員のボランティア精神に依存するしか、今のところ生き残る術はない気がする。
小さい団体などへの寄付文化が定着しているお国柄であれば別だが、そんな時代は遠い未来の話だ。

僕がNPOを運営している中で、「NPOも利益優先じゃないか」とか「NPOなんだから無償でやってやればよい」とか「奉仕の精神でやるべきだ」とか、おっしゃる方がいらっしゃいます。

たとえば利益を優先しなければ、従業員に努力相応の給与を払ってやる事なんてできるはずもなく・・・・
安定したサービスを提供し続ける余力が法人にできるはずもなく・・・・

って事で。
僕の考えはこうです。

①のサービス受益者にすべての資金を投入するのなら、職員は無償のボランティアになる。
もともとボランティアで見返りを求めず、毎日毎日働き続ければよいだけの話だ。
ボランティア活動をすればよいのだ。
それで給与を求めるなんて有り得ない話だ。

③の会社に資金を集める事に重点を置くのなら、NPOなどやらずに株式会社にすればよい。
利益を追求して儲ける事に徹する普通の営利法人の姿だ。

②の従業員への還元に全て回していく会社が存在したとしたら、遅かれ早かれその会社は倒産する事になるだろう。


僕たちNPOの重要な特性は①~③のバランスを常に意識しながら、偏ることなく、そして
その中の優先順位を違えることなく、絶妙なポジションを保ち続けるという事だと思う。


NPOで勤める以上。
営利法人以上に奉仕の心を持って、温かみをもったサービスを提供しなければいけない。
営利法人以上に職員の努力に報いなければいけない。
営利法人以上に脆弱な法人の財務基盤を気にかけた繊細な経営をしなければいけない。


より温かみのあるサービスの提供にはプラスのコストがかかるし、職員にもプラスの労力がかかる。
プラスの労力に報いるためにはプラスの人件費が必要になる。
営利法人に比べて、法人安定のための留保資金は圧倒的に少ないのは当たり前なのだ。


それで良いと思うし・・でもそんな事情も、話の分かる誰かには少し知っていてほしいなぁ。012.gif

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by yasu121928 | 2013-10-26 10:44 | 仕事系 | Comments(0)